忍者ブログ

怪奇観測所 Center for Gothic Phenomena

海外の怪奇な話、都市伝説、オカルト話を翻訳してみる。(This website includes English translations of Japanese urban legends, scary tales and strange stories.)

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

ギリンガムの火災事故

ギリンガム・フェア火災(ファイアマンズ・ウェディング火災とも言われる)は、イギリスのケント州ギリンガムで1929711日に起きた。消防隊員によるデモンストレーション中の事故で、15人の男性と子供が亡くなった。

背景
1920
年代のころは夏になると、地元のセントバーソロミュー病院の資金集めのためにギリンガム公園でお祭りが催されていた。このお祭りで一番盛り上がるのは、お祭りの最後にギリンガム消防署の隊員たちによって行われる消防・救出活動のデモンストレーションだった。
毎年、木材と布で3階建て(高さ12メートル)の建物が公園に建てられた。この建物の中で、模擬結婚式が行われ、二人の消防隊員が新郎新婦の格好をしてゲスト(他の消防隊員、海軍の士官訓練性、ボーイスカウトのグループ)をねぎらうのだが、その最中に火災が起こる。そこで建物の中にいる人たちの救助が上の階から行われる。もちろん実際には、閃光弾や発煙筒で火事が起こっているような演出を行うだけだ。全ての人々が救出された後に、建物に火がつけられ、消防隊員たちは自分たちの消防技術を思う存分に発揮して鎮火を行う。

火災事故
6
人の男性と1014歳の9人の少年たちが、救出されるために建物の中に入った。しかし原因は分かっていないが、なぜか建物に予定より早く火がつけられてしまい、大災害を引き起こすこととなった。火はまたたく間に広がり、建物の最上階まで到達し、中にいた者たちは燃えさかる建物から出られなくなった。消防隊員たちはすぐに火災が演出ではなく本物であることに気付いたが、見物客たちはおかしいとも思わずに、助けを求める叫びを演技と考えて、驚くほどリアルな演出に歓声や喝采を送ったという。彼らが火災が本物だと気付いたのは、服に火が付いた二人の少年が建物の屋上から死に物狂いで飛び降りたときだった。
火は数分で消し止められたが、火勢は強く13人がその場で亡くなった。救出された者が2人いたが、やけどのために病院で息を引き取り、死者は全部で15人となった。この2人が亡くなったのはセントバーソロミュー病院で、彼らはこの病院の資金集めのためにイベントに参加していたのだった。犠牲者の葬儀は717日に行われたが、当日にはギリンガムのすべての商店は店を閉め、何千もの人々が葬儀に参加し、その葬列は3キロにもおよんだ。

PR

コメント

コメントを書く

お名前:
タイトル:
文字色:
メールアドレス:
URL:
コメント:
パスワード:   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字

カレンダー

03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30

リンク

カテゴリー

フリーエリア

最新コメント

[05/05 effects]
[05/05 cialis]
[05/05 cialis_online]
[05/04 generic]
[05/04 cialis]

最新記事

最新トラックバック

プロフィール

HN:
ぽたー
性別:
非公開

バーコード

RSS

ブログ内検索

アーカイブ

最古記事

P R

アクセス解析

カウンター