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怪奇観測所 Center for Gothic Phenomena

海外の怪奇な話、都市伝説、オカルト話を翻訳してみる。(This website includes English translations of Japanese urban legends, scary tales and strange stories.)

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サン・ジェルマン伯爵(その2)

何十年たっても全く年をとらない
サン・ジェルマンはその後40年、ヨーロッパのさまざまな場所を訪れたが、その間、全く年をとったようには見えなかった。彼に会った人々は、彼のさまざまな能力や独特なたたずまいに感銘を受けた。
・バイオリンの腕は達人レベルだった。
・熟練した画家だった。
・どこへ旅行しても、錬金術を研究するための、設備の整った実験室を設置した。
・大金持ちのように見えたが、銀行口座は持っていないようだった。(これが卑金属を金に変える彼の能力によるものだとしても、彼はこの能力を人前で行うことはなかった)
・彼は社交好きで、友人と食事するのを好んだが、人前で食事することはめったになかった。彼はオートミールを食べていたと言われる。
・顔のしわを取る方法や髪を染める方法を知っていた。
・宝石が大好きで、彼の服や靴には宝石がはめ込んであることが多かった。
・宝石を描く技術が特に優れていた。
・いくつかの小さなダイヤモンドを一つの大きなダイヤモンドにすることができると語っていた。また、真珠を信じられないほど大きくすることができるとも語った。
・いくつかの秘密結社(薔薇十字団、フリーメーソン、アジア同胞団[Society of Asiatic Brothers]、光の騎士団、イルミナティ、テンプル騎士団)に所属していた。


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サン・ジェルマン伯爵(その1)

不死の人間というのはありうるのだろうか。自分は不死であるという驚くべき主張をしたのが、実在した歴史上の人物、サン・ジェルマン伯爵である。記録によると彼は1600年代の終わりごろに生まれているが、キリストの時代にも生きていたと信じる者もいる。彼は歴史の舞台に何度も登場しているが(最近では1970年代にも姿を見せている)、いつも45歳くらいの年かっこうをしているという。彼は、カサノヴァ、ポンパドゥール夫人、ヴォルテール、ルイ15世、エカチェリーナ大帝、アントン・メスメルなどのヨーロッパ史上の有名な人物と知り合いだった。
この謎めいた人物は何者だったのだろうか。彼が不死だったという話は、単なる伝説やおとぎ話なのだろうか。あるいは、彼は本当に、死を克服する方法を発見したのだろうか。

伝説の起源
サン・ジェルマンとして最初に認知された人物が、いつ生まれたのかは不明である。しかし、ほとんどの記録は1690年代に生まれたと記している。アニー・ベサントが自身の共著書『サン・ジェルマン伯爵:王たちの秘密』のために編纂した家系図によると、彼はトランシルバニアの王子であるフェレンツ・ラーコーチ2世の息子として1690年に生まれた。他の記録によると(ただしこの記録をまじめに受けとる者はほとんどいない)、彼はキリストの時代にも生きていて、キリストが水をワインに変えたカナの婚礼にも出席したという。また、325年のニカイア公会議にも出席したという。
ほとんどの記録で一致しているのは、サン・ジェルマンは、元素の制御を目的とする神秘的な「科学」である錬金術に関して造詣が深かったということである。錬金術の最大の目的は、どこにあるともしれない「賢者の石(あるいはプロジェクションパウダー)」を作り出すことであった。賢者の石を、溶融した鉛などの卑金属に加えると、この卑金属は純金や純銀になると言われていた。さらに、賢者の石はエリクサー(不老不死薬)の調合に使われることもあり、エリクサーを飲んだ者は不老不死になると言われる。サン・ジェルマン伯爵はこの錬金術の秘密を発見したと信じられていた。

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