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「フィーニックスの光」は、1997年3月13日に広い地域にわたって目撃された複数の光(一般的には未確認飛行物体とされる)であり、米国のアリゾナ州、ネヴァダ州およびメキシコのソノラ州の上空で観察された。同様の光は2007年2月6日にも現れ、FoxニュースTVによって撮影された。
似たような事件は2008年4月21日にも起こった。しかし、この事件は何者かがいたずらで、発光源を付けたヘリウムガス気球を飛ばしたのだと後に分かった。
光は19:30から22:30の間に、ネヴァダ州境からトゥーソンの端までの約300マイルに及ぶ広い範囲で、数千の人々によって目撃され、様々な描写で証言されている。「フィーニックスの光」事件には二つの異なる事象が含まれている。ひとつは、アリゾナ州の上空を通り過ぎるのを目撃された三角形の編隊を組んだ光、もうひとつはフィーニックス地域で目撃された静止した複数の光である。米国空軍は二つ目の複数の光はA-10攻撃機によって投下されたフレアであると発表した。この攻撃機はアリゾナ州南西部のBarry Goldwater Rangeで訓練を行っていた。目撃者たちは、「大工が使う差し金の形をした非常に大きなUFOを見た。UFOには発光源あるいは光を発するエンジンがあった」と主張した。当時の州知事のファイフ・サイミントンは目撃者の一人である。
2007年3月に、前アリゾナ州知事のファイフ・サイミントンが1997年の事件の時に正体不明の飛行物体の一つを目撃したが、そのことについて公表はしなかったと述べた。事件の後まもなくして、サイミントン知事は記者会見を開き、誰によって事件が引き起こされたか分かったと述べた。彼は、宇宙人のコスチュームを着たスタッフを記者会見場に登場させて、大した事件ではないとアピールした。(Dateline, NBC)。アリゾナ州、プレスコットに拠点を持つDaily Courier紙のインタビュー記事の中で、サイミントンは「私はパイロットなので飛行するものについてはよく知っています。フィーニックスの光は私が知っているどのような飛行物体よりも大きかった。あの光は正体不明です。他の責任ある立場の人々も目撃しました。なぜ人々が事件をバカバカしいと考えるのか不思議です」。サイミントンはまた、「非常に大きく、理解不可能なものです。どこから来たのか説明できる人がいるでしょうか?たくさんの人が目撃したし、私も目撃しました。ドラマチックでした。あの光は非常にシンメトリカルだったので、攻撃機のフレアだとは思えません。幾何学的な一定の形を持っていました」とも述べている。
サイミントンはルーク空軍基地の司令官、州兵(National Guard)の司令官、公安部長に情報を求めた。しかし事件について説明できる者は一人もおらず、彼と同様に困惑していた。のちに彼は、光はフレアであるとする空軍の説明に反論した。「私はパイロットであり、元空軍将校ですが、この飛行物体は私が知っているどのような人工の飛行物体とも違ってるとはっきり言えます。フレアは編隊を組んで飛びませんから、高高度にあるフレアであるということは絶対にありません」
1997年にフィーニックス市の市議会議員であったフランシス・バーウッドは事件について調査を行い、700人以上の目撃者にインタビューしたが、その中の誰ひとりとして、政府からインタビューを受けた者はいなかったという。
ttp://en.wikipedia.org/wiki/Phoenix_Lights
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